トゥルム遺跡・コバ遺跡(メキシコ・ユカタン半島)

 プラヤ・デル・カルメンから307号線を南下すること一時間。トゥルム遺跡はカリブ海に面している、小規模の遺跡だ。コバルトブルーの海に、美しい遺跡が良く映える。トゥルムはマヤ語で「砦」を意味し、絶壁の上にぐるりと城壁が取り囲み、その昔は鉄壁の砦であった事が窺える。トゥルムの役割はまだハッキリしていないということだが、チェチェンイッツアへの交易の要であったことは間違いないだろう。

 トゥルム遺跡から約30分陸路に入ると、チェチェンイッツアに至る道の途中にあるのがコバ遺跡である。チェチェンイッツアやトゥルムのように有名ではないが、ジャングルに点在する崩れかけた遺跡は、何とも言えない趣がある。入り口からすぐにピラミッドがあるが、その1km〜2km先に他のピラミッドなどが点在しているので、体力を使う。今回はおじさんの運転する自転車に乗せてもらい、爽快に遺跡にたどり着いた。奥の大ピラミッドはユカタン半島最も高いピラミッドで、登ると下にジャングルが広がり、所々に遺跡の頭が見え、見応えがある。途中、チェチェンイッツアにつながるマヤ道があり、そこから100kmでチェチェンイッツアに着くのかと思うと、胸にこみ上げてくるものがある。古代の人々はトゥルムからこのコバを中継地点に、チェチェンイッツアへと移動したのだろうか。

 

トゥルム遺跡のメイン、カスティージョの全景。
後ろにはコバルトブルーのカリブ海が広がる。
断崖に建てられた、風神の神殿。手前の浜では海水浴もできるので、時間があればゆっくりしたい。
コバ遺跡・入り口付近のピラミッド。
アンコールトムを彷彿させるような、ジャングルの中にある。崩れ欠けているので登ることは出来ない。
第一のピラミッドから1kmほど行ったところにある建造物。港町トゥルムからチェチェンに至る道の途中にある道しるべ的存在だとか。近くにはマヤ道がある。
さらに1kmほど奥に行ったところにある大ピラミッド。ここにはチェチェンと同じようにロープが備え付けられており、登ることが出来る。かなり足場は悪い。
大ピラミッド頂上から。
ジャングルの中に点在する遺跡を見ることが出来る。この向こうにはチェチェンイッツアがある。

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