3日目 銀川 銀川博物館 /敦煌へ

昨日とは打って変わっての快晴だった。
砂嵐はピタリとやみ、抜けるような青空だ。銀川の市内をまだ散策しきれていなかったので、散歩がてらに銀川の博物館へと向かった。

 

この博物館、正式名称を「承天寺塔・寧夏回族博物館」という。その名の通り、この地における回族(イスラム教徒)の歴史や文化が展示してある。ここには西夏時代の出土品などの他に、昨日必死で散策した「賀蘭山岩画」のレプリカがあり、「賀蘭山岩画」を訪問する時間がない人にはオススメだ。ここではこの岩画の拓本も売っており、後で手に入れるべきだったと悔やんだ。(この拓本、「賀蘭山岩画」の入口でも売っています。)日本だと大した金額ではないが、中国ではとても高く感じてしまうため購入を断念してしまったのだが、写真もないのだから購入すべきだったのだ・・・。

「承天寺塔」は博物館の中にある塔で、65m弱の高さがある。昨日の「海宝塔」ですっかり筋肉痛になってしまった私だが、今回も最上階まで上がった。

お昼を済ませ、空港へ向かうまでの時間を街の散策に費やした。最高なのはビデオショップで、怪しげなDVDがめっちゃ安く売っている。思わず購入してしまったのは「宮崎駿夫10枚組DVD」だ。105元ということは、日本円にすると1500円くらいか。他にそのときまだ日本で放映していた「ラストサムライ」なんかも売っていて、これらも迷わず購入した。一番気になったのは「千と千尋2」。2・・・って?勝手につくちゃったの!!??
・・・超気になったが、全部中国語だと困るのでやめておいた。

後日帰宅してからDVDをチェックしたが、10枚のうち5枚は見ることが出来なかった。ただしパソコン上では見ることが出来るので、家のDVDとは形式が違うのだろう。仕方なくパソコン上で「もののけ姫」を見ていると、一番の山場で「ぶちっっ」と切れた・・・。さすが中国!中途半端でここまで来ると気持ちいい!(これくらい心に余裕がなければ購入はオススメ致しません)

とにかく、ナゾとオモシロさがてんこ盛りだ、中国は。


承天寺塔・寧夏回族博物館

銀川の中心に近く、時間がない人でも気軽に行ける。入場料22元。西夏文字のハンコはここでも作ってくれる。
私も作りました!
博物館の中庭。街中なのにとっても静か。 「承天寺塔」。青い空に白い塔が映えます。
博物館の入口を塔の前から。この建物の左右にハンコ屋さんが。


銀川発のフライトは17:50だったので、15:30すぎにタクシーで空港へと向かう。空港行きのバスがあるはずだが、みんな一様に「メイヨー」という。全然言葉が通じていないのか、本当にないのか、あるいは面倒なので無いと言われているのか分からなかったが、時間がないのでタクシーへと乗り込んだ。しかし料金が70元とはねぇ・・。公共手段がないのは痛いところ。

空港には割と早く到着したが、チェックインカウンターがなかなか開かない。もうそろそろボーディングタイムなのに、まだ案内が出ないので不安に思っていたら、とっくにボーディングが始まっていると言われた。案内係のお姉さんに何度も「もう始まってるんじゃない?」と聞いたのに、「まだよ、案内が出るまで待ってて」と言われたのに・・・。バカ正直に信じていたら飛行機が飛んでしまうこと必至なので、やはり自分だけが頼りだ、と心を新たにする。大急ぎで空港使用税のチケットを購入し敦煌行きに乗った。飛行機は定刻通り銀川を飛び立ち、19:30に敦煌空港へ到着した。

機内で出会ったのはロシア人のイランナ、アメリカ人と韓国人のハーフ、ウェンディーだ。彼女たちは北京の大学に留学中で、特にイランナは流暢に中国語をあやつる。隣の席に座っていたのだが、英語で飲み物を注文するまでは私を中国人だと思っていたのだろう、その後は興味津々でいろいろなことを聞いてきた。彼女たちも休みを利用して、これから敦煌、そしてウルムチへと向かうのだという。「一緒にウルムチまで行こうよ」と誘ってくれたが、今回は日程的にツライものがあるので断った。だが、敦煌では行動を共にすることにした。1人よりも2人、2人よりも3人のほうがずっと安上がりだからだ。

敦煌に着くと、期待していたエアポートバスはない。さっそく値段交渉--、とおもったが、自在に中国語を操る彼女たちにお任せ。いろいろと値切っていたが、空港から敦煌の市内へは一人10元とドライバーが譲らない。「日本人がいるからきっと値切ってくれなかったんだわ、ロシア人なら安くしてくれるのよ」とのこと。弱冠二十歳だが、しっかり者だ。

宿はロンプラ(Lonly Planet)にも地球の歩き方にも乗っている飛天飯店。長距離のバスターミナルの目の前、通りにはたくさん旅行会社がありとても便利なところだ。そこのドミトリーはいっぱいだということだったが、一部屋を100元で借りられた。一人33元、約500円でバス・トイレ付きだから文句はない。本来スタンダードルーム280元にエキストラベット50元のところを、100元まで値切ったのだから。この数日間、彼女たちの値切り交渉には驚かされることしばしばで、その様子は情け容赦ない。私だったら値切っても「ありがとう」とチップ渡しちゃうけどな、なんてこともない・・・。まだ20歳とはいえ、なかなかにたくましい。

その夜は3人で沙州市場へと出かけた。チベットなどからきた民芸品やアクセサリーが多く、屋台もたくさん出ていて楽しい。夕食は「敦煌そば」なるものを食べたが、いまいちだった。


飛天賓店

長距離バスターミナルの向かい側に位置し、その通りにはたくさんの旅行会社があるので、切符の手配・ツアーの手配などにとても便利。ドミトリーはあるが、人気があってすぐにいっぱいになりそう。沙州市場夜市までは10分ちょっと。



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