8日目 蘭州/天水へ移動

天水行きのバス停はホテルから近いので、30分ほど前にホテルをチェックアウトし荷物を担いでバス停へと向かった。人でごったがえしたバスターミナルにはまだ天水行きが来ておらず、心配になる。同じチケットをもった女性を発見し、自分のチケットを彼女にも見せてアピール。こうしておけばバスが来たときに変な外国人に知らせてくれるに違いないから。彼女が移動を始めたので私も後ろについて行き、やっとの思いでバスに乗った。

 

隣に乗り合わせたのは中国人の10代男女のグループ。まったく英語が通じないが筆談によると、休みを利用して天水へ遊びに行くのだという。日本人のサッカー選手が好きで、いろいろな名前を書いてくれたがサッカー音痴の私にはそれが誰だか分からない。一人旅なんてすごいね、元気でがんばって!日本の首相は小泉でしょ?マンガは一休さんが好きなんだ。明日はどうするの?どこへ泊まるの?高倉健に山口百恵が好き。家族は恋しくないの?僕の友達は日本の富山県にいるんだけど、東京から近いの?彼は医学生なんだ・・・、と6人くらいが代わる代わる筆談で私の相手をしてくれる。好奇心旺盛なのだ。おかげで天水までの4時間半、ちっとも退屈せずにすんだ。

天気は相変わらず悪くてとっても寒い。天水に着いたのはお昼過ぎ。天水の街は二つの地区に分かれていて、バスが到着する街とメインの街とは17kmも離れている。約一時間の道のりを、バスで出会った彼らと一緒に大きなタクシーに乗って共にした。降りるときにお金を渡そうとしたが、受け取ってくれなかった。彼らは学生だし、私の方が遙かにお金があるだろうに。泊まるところはある?一人で大丈夫?と精一杯に接してくれようとしてくれる彼らに、また感動させられた。何か問題があれば電話をちょうだい、と電話番号も教えてくれた。こうした親切な心に触れると、日本で困っている外国の人に出来るだけやさしくしよう、恩返しをしよう、といつも思う。


天水
天水の郊外。その名の由来になったように、このあたりには泉がわいているという。
駅前の天水虹橋賓館。シングルで116元(約1600円)。
久々の個室。寒かったのとバス疲れとでぐったりしていた私は、おかげですっかり体力を回復出来た。


ホテルは駅前にあり、116元のシングルルームに泊まることにした。内装もキレイだし、シャワーからはたっぷりと熱いお湯がでる。5時間以上のバスの旅に昨日の疲れ、寒さによる疲れが重なり、シャワーを浴びると食事もとらず寝てしまった。本当は仙人崖というところへ行こうとおもっていたのだが、天水から往復3時間弱なので諦めたのだった。17時頃起き出して、天水駅へ列車のチケットを買いに行った。明日は列車で西安へ移動するのだ。チケットはすぐに購入できた。事前にインターネットで時刻表を出し、プリントアウトしていたので、欲しいチケットの時間と便名を書いた紙を窓口に渡すだけ。言葉は通じないのでこれに限る。

夜は大好きな砂鍋を食べ、CD屋さんでDVDやCDを購入する。疲れを癒すことの出来た一日だった。


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